1分ではなく5分で測る理由は何ですか。
持久力と安定性は長い計測でしか現れないからです。5分走らせると速度が落ちていくかどうかが見えます。短距離型の計測はそれを完全に隠してしまいます。
速度が最後まで持続するかを測ります
5分の計測は、1分では測れないもの――速度が持続するかどうか――を見ます。60秒だけ全力で打つことは多くの人にできますが、集中が切れてもその速度を保つのは別の技能です。
後半が前半とどう違うかに注目してください。大きく落ちる場合、原因はたいてい力みです。肩が上がっている、手首を机に強く預けている、単語の合間に指がホームポジションから離れている、といった状態が起きています。
この長さは実務にも対応しています。メールや議事録、報告書を書く作業は持続的な負荷なので、5分の数値のほうが短距離走型の計測より1日の仕事量をよく予測します。
タイピングテストは3つの数字を返します。それぞれ別々に動くので、3つをまとめて読むと次に何を直せばよいかが分かります。
5分の計測で見るべきは最高速度ではなく、最初の1分と最後の1分の差です。両者を比べて下の帯で読んでください。
| 最初の1分からの低下 | 目安 | 示していること |
|---|---|---|
| ほぼ落ちない | 5%未満 | 姿勢と手の位置が保てています。目標速度を上げてよい段階。 |
| 普通 | 5〜10% | 通常の疲労の範囲。休憩を挟む以外に直すことはありません。 |
| 力みが出ている | 10〜20% | 原因は指ではなく肩と手首であることが大半。途中で姿勢を戻しましょう。 |
| 打ち方が崩れている | 20%超 | 手の記憶ではなく目に頼って打っています。ホームポジションの練習に戻るべきです。 |
手の位置が安定しないまま積み上げた速度は、ある水準で頭打ちになります。人差し指をFとJの突起に置き、単語ごとにそこへ戻る動きを習慣にしてください。
ホームポジション解説保てるペースで正確率97%を目標にしましょう。速度は正確さから後からついてきます。逆の順序では伸びません。1回の打ち間違いは、修正の2打鍵に加えて「気づく時間」まで奪うからです。
練習モード一覧汎用の単語リストでは、仕事で必要な手の動きは身につきません。実務に出てくる言い回しをそのまま練習すると、手の記憶がそのまま業務に移ります。
ビジネス用語で練習持久力と安定性は長い計測でしか現れないからです。5分走らせると速度が落ちていくかどうかが見えます。短距離型の計測はそれを完全に隠してしまいます。
技能不足ではなく、体の力みであることがほとんどです。肩を下げ、手首を机に預けず、単語の合間は指を浮かせたままにせずホームポジションへ戻してください。
絶対値より、1分の速度から1割以内の低下で5分間を通せるかどうかが重要です。70で始めて35で終わるより、50を保ち続けるほうが実務では価値があります。
止められません。これは意図的な仕様です。長い計測の目的は集中が落ちたときに何が起きるかを見ることなので、一時停止はその測定対象そのものを消してしまいます。