リバーシの考え方:初心者が勝てるようになる7つの基本
リバーシは「最後に石が多いほうが勝ち」のゲームです。ところが、途中で石をたくさん取るほど負けやすくなるのが、このゲームの面白いところ。このページでは、強い人が何を考えて打っているのかを7つの基本にまとめました。リバーシのヒント機能が表示する理由も、ここで紹介する考え方にもとづいています。
1. 石の数より「打てる場所の数」を大事にする
序盤から中盤にかけて大事なのは、いま何枚持っているかではなく、次に打てる場所がいくつあるかです。打てる場所が多ければ良い手を選べますが、少なくなると、打ちたくないマス(隅の隣など)に打つしかなくなります。
たくさん返す手は得に見えますが、自分の石が盤面に広がると、相手がそれをはさめる場所も増えます。相手の打てる場所を減らし、自分の打てる場所を残す。これが中盤でいちばん大切な考え方です。ヒントの「相手が次に打てる場所 5 → 3か所」は、この数を示しています。
2. マスには「価値」がある:隅・X・C・辺
盤面のマスは、場所によって価値が大きく違います。まずはこの4種類を覚えましょう。
| マス | 場所 | 考え方 |
|---|---|---|
| 隅 | 四つの角 | 一度取ると二度と返されない最強のマス。取れるときは優先して考える |
| X | 隅の斜め隣 | ここに打つと、相手に隅を取られやすくなる。隅が空いているうちは避ける |
| C | 隅のすぐ隣(辺の上) | Xほどではないが、隅を取られるきっかけになりやすい。隅が空いているうちは慎重に |
| 辺 | 盤の外周(隅とC以外) | 返されにくく、自分の石として残りやすい |
ヒントで「隅の斜め隣」「隅のすぐ隣」と表示されるのが X と C です。盤面の ⚠ は、相手に取られそうな隅を示しています。
3. 隅は「取りに行く」より「取らせない」
隅は、隅の隣に相手の石が置かれて初めて取れるようになります。つまり、隅を取れるかどうかは相手次第です。自分でできるのは、自分から隅の隣に打たないことと、相手が隅の隣に打つしかない状況を作ることです。
打つ前に、その手で相手が隅に打てるようにならないかを確かめましょう。ヒントの「相手に隅を取られてしまいます」は、打った直後か、予想される続きの途中で隅が相手に渡ることを意味します。
4. 返す枚数は少なく、外側に石を広げない
中盤は、返す枚数が少ない手が良い手になりやすいです。返した石のまわりに空きマスが多いと、その石は相手にとって「はさめる材料」になり、相手の打てる場所が増えてしまいます。
反対に、空きマスに面した外側に自分の石の壁を作ると、相手の選択肢が一気に広がります。迷ったら、自分の石が外に広がらない、内側の静かな手を選びましょう。
5. 相手に「悪いマス」しか残さない
相手の打てる場所を減らしていくと、やがて相手には隅の隣のような悪いマスしか残らなくなります。そうなれば、相手のほうから隅を差し出してくれます。相手が打てる場所を失ってパスになれば、続けて打てるのでさらに有利です。
ヒントの「相手の一番良い応手②でも、空いた隅の隣に打つことになります」は、まさにこの状態を表しています。
6. 数手先を読む:②③④の読み筋
良い手かどうかは、打った直後だけでは分かりません。「自分が打つ → 相手がいちばん良い手で応える → 自分が打つ」と、数手先の盤面を想像することが大切です。
ヒントでは、この予想される続き(読み筋)を盤面に②(相手)③(あなた)④(相手)の番号で表示します。「③であなたが隅を取れます」「④まで進むと、打てる場所はあなた9か所・相手6か所」のように、④の時点の打てる場所の数や隅の状況を比べて、手の良し悪しを決めています。候補のマスをいくつか押して、理由の違いを比べてみましょう。
7. 終盤は数えて読み切る
空きマスが10個ほどになったら、考え方を切り替えます。ここからは打てる場所の数より、最後に何枚差になるかがすべてです。相手の応手まで含めて、一手ずつ数えてみましょう。
空きマスがいくつかの区画に分かれているときは、空きが偶数の区画で最後の一手を打てる側が有利になりやすい、という考え方(偶数理論)もあります。ヒントも終盤は最後まで読み切り、「最後まで読み切ると、4枚差で勝てます」のように結果を表示します。
ヒントの印の見方
- 番号:光る枠の数字がおすすめ、白い丸の数字は次の候補(おすすめより不利)
- 金の点線の輪:その手で返る石
- 赤い点:打ったあと、相手が次に打てる場所
- ②③④の小さな石:予想される続き(読み筋)。②④は相手、③はあなた
- ⚠:相手に取られる、または狙われる隅